九谷庄三
龍花卉文農耕図盤
年代 明治時代中期
サイズ 口径59.0×36.3/底径48.8×29.0/高7.4cm
KAM 能美市九谷焼美術館|五彩館|所蔵
本作は能美市指定文化財の一つです。
本作の銘には「大日本/九谷庄三造/行年六十二」とあり、1877(明治10)年、九谷庄三晩年の頃の作となります。同年には、東京上野で開催された第1回内国勧業博覧会に「楕円形鉦鉢」として出品されていたことが記録に残っています。
楕円形の大皿で、見込には大きく描かれた瓜文・花卉文(草花や樹木を模様化したもの)・花鳥図・赤絵細描の雲龍図等がみられる、豪華絢爛な作風です。特に農耕図は、田起こしから稲刈りまでの一連の作業風景を、表周縁部から裏側にかけて事細かく描かれています。題材の種類が多い中でも作品としてのまとまりがあり、庄三の色絵・赤絵・金襴手の技量が遺憾無く発揮されています。