綿谷 平兵衛製 松岳画
綿谷平兵衛 元治元年(1864)生、大正10年(1921)歿 綿谷平八の子で、明治15年(1882)、横浜に支店を出し、九谷焼の貿易商として各国と盛んに貿易し、国産である九谷焼の真価を内外に高めることに努めました。特に九谷焼と並べて香々焼と称する新陶器を創作し、国内は言うまでもなく、スペイン、シカゴ、ポーランド、ベルギーなどの万国博覧会で、金・銀牌を受けました。明治39年(1906)、井出善太郎、石崎蕃らと九谷原石破砕会社を設立し、明治41年(1908)から寺井町湯谷で創業を始めました。KAM 能美市九谷焼美術館 陶工・陶商・作家一覧