沢田南久
色絵藤に鶏図花生
年代 明治20~30年代
サイズ 口径15.0/胴径36.0/底径17.0/高45.5cm
KAM 能美市九谷焼美術館|五彩館|所蔵
本作は能美市指定文化財の一つです。
沢田南久は花鳥・山水を得意とし、本作では藤陰で遊ぶ2羽の鶏と3羽の雛が描かれています。画風は、従来の九谷五彩の和絵具と明治時代に入って海外より導入された洋絵具の中間色を使い、緑・紫・黄を好んで用いて緻密に描かれています。この南久の画風は寺井九谷の基礎となった色調を帯びており、後に笠間竹雪・末川泉山と受け継がれます。
藤の花や鶏と雛の細かな羽毛まで写実的で繊細な筆致に、南久独特の画風がみられます。