「この世ならざる黄泉の国、
        月の輝く夜の世界」
妖しく輝く世界を楽しんでいただければ
幸いです。
「この世ならざる黄泉の国、
        月の輝く夜の世界」
妖しく輝く世界を楽しんでいただければ
幸いです。
短大でデザイン科を専攻していたのですが、その時から、なんとなく一生自分が打ち込めるものを、コツコツ作り上げる職人的な仕事に就きたいと思っていました。そんなおり、雑誌で九谷焼作家の特集をやっていたものをたまたまみていたのですが、作家さんの多くの方々が「石川県立九谷焼技術研修所卒」という経歴だったんです。初めて聞いた名前だったので調べてみたのですが、九谷焼の絵付けに特化したところで、九谷焼のことは何も知らないまま、短大を出てから応募しました。入ったらすごく楽しくて、学ぶってことがこんなに楽しいのかと実感しました。2年までは本科、3年目は研究科の終わりくらいに自分の作品の方向性を考えていて、今の作風に落ち着いてきました。
短大でデザイン科を専攻していたのですが、その時から、なんとなく一生自分が打ち込めるものを、コツコツ作り上げる職人的な仕事に就きたいと思っていました。そんなおり、雑誌で九谷焼作家の特集をやっていたものをたまたまみていたのですが、作家さんの多くの方々が「石川県立九谷焼技術研修所卒」という経歴だったんです。初めて聞いた名前だったので調べてみたのですが、九谷焼の絵付けに特化したところで、九谷焼のことは何も知らないまま、短大を出てから応募しました。入ったらすごく楽しくて、学ぶってことがこんなに楽しいのかと実感しました。2年までは本科、3年目は研究科の終わりくらいに自分の作品の方向性を考えていて、今の作風に落ち着いてきました。
神秘的なものに興味があり、永遠に変わらない神域で、「現世」(うつしよ)という昼の世界にたいし、「常夜」とも書かれるため、夜の世界と言われている「常世」(とこよ)。その常世にあるとされ、光のない世界と言われる「黄泉の国」や、そんな暗闇の世界に輝く月のような心象の表現を試行錯誤してきた中で、作風が生まれてきています。 「桃源郷」もその一つです。「桃源郷」は、目指す先にある理想郷、ユートピアのような場所のことではなく、既に心の中に存在するものを、詩的に具象化したものと言われています。(諸説あります)
神秘的なものに興味があり、永遠に変わらない神域で、「現世」(うつしよ)という昼の世界にたいし、「常夜」とも書かれるため、夜の世界と言われている「常世」(とこよ)。その常世にあるとされ、光のない世界と言われる「黄泉の国」や、そんな暗闇の世界に輝く月のような心象の表現を試行錯誤してきた中で、作風が生まれてきています。 「桃源郷」もその一つです。「桃源郷」は、目指す先にある理想郷、ユートピアのような場所のことではなく、既に心の中に存在するものを、詩的に具象化したものと言われています。(諸説あります)
黒と金彩を施した世界の中に、青などの色のある世界を入れていくことは、私の中の「桃源郷」の具象化の一つの表現かもしれません。最近は黒の量を抑え気味にしてみたり、いっさい黒を使わない表現も試したりしています。これからも妖しく輝く神秘的な世界を、新たな桃源郷を表現したいと思っています。
黒と金彩を施した世界の中に、青などの色のある世界を入れていくことは、私の中の「桃源郷」の具象化の一つの表現かもしれません。最近は黒の量を抑え気味にしてみたり、いっさい黒を使わない表現も試したりしています。これからも妖しく輝く神秘的な世界を、新たな桃源郷を表現したいと思っています。
プロフィール

2006年 
金城大学短期大学部
美術学科デザインコース卒業
2013年 
石川県立九谷焼技術研修所本科卒業
2014年 
石川県立九谷焼技術研修所研究科卒業
2014年 
パーマネント賞受賞
2014年 
九谷焼卸問屋に入社 絵付けに従事
2017年 
九谷焼技術者自立支援工房入室
2020年 
能美市九谷焼美術館「職人工房」入室
プロフィール

2006年 
金城大学短期大学部
美術学科デザインコース卒業
2013年 
石川県立九谷焼技術研修所本科卒業
2014年 
石川県立九谷焼技術研修所研究科卒業
2014年 
パーマネント賞受賞
2014年 
九谷焼卸問屋に入社 絵付けに従事
2017年 
九谷焼技術者自立支援工房入室
2020年 
能美市九谷焼美術館「職人工房」入室